現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。本日も光のベールに隠された人類史の闇へと入っていきましょう。
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■ヨーロッパの暗黒時代
かつて繁栄を誇ったローマ帝国が滅亡しました。そしてその後1000年にわたって欧州は衰退していき文化が停滞しました。この期間は暗黒時代と呼びます。
原因は様々ですが、一部にはキリスト教が広く浸透し学問が弾圧され、教会が人々を導いていましたが結構好き放題言っていたらしく、不作や天災は悪魔の仕業、助かりたければ神に祈れとしか言わなかったそうです。そんな有様では人類は発展しません。
大国が滅ぶとこういった爪痕が残るという良い例と言えます。そもそも大きな国家は技術や文化を収集し独占します。それをただ滅ぼしてしまうとそれらが継承されず失われてしまいます。国が滅んだのならそこの技術者達は別の国に行けばいいと思うかもしれませんが、他の国がその技術の重要性を理解してくれなければ重用してもらえません。そもそも文化の根本や言語が違えば意思疎通もままなりません。まぁそうやって太古の滅んだ超文明が各地に眠るわけです。
まぁまず技術が一部の学者や職人の身に口伝で伝わるだけだと、国が滅んだ際に消え去ってしまいます。また攻め込んだ国の書物やら歴史を焼き払うのも同じです。
国が滅んだ際に、ある程度王族や貴族などが国外に逃げ延びたり、住民が生き残って居ないと求心力が失われ亡国化してしまいます。特に都市はある程度の人数や指導者が居ないと機能しません。逃げ延びた先で村や集落程度の規模で生活をしていると生きるのに精いっぱいになり、学問や文化を生み出す余裕がなくなります。
よく冒険物で描かれる、古代遺跡と言うのはこうした過去の滅んだ大国の遺物という訳です。例えば地下で暮らすドワーフの巨大帝国があったとしましょう。まぁ理由は色々とあれ滅んだと。その国の人達の独自の言語や技術で作られた国なので、他所から来た他の種族が代わりに住もうと思ってもその年の機能を十全には使えません。そもそも種族が違えば生活の基盤も違ってくるのでそのまま住むには生活の規格が違ってしまう訳です。
むしろ侵入者撃退用の罠などで入る事もままならないかもしれません。そうして時代が過ぎてそこはダンジョンと化すわけです。翼人種の空中都市や魚人の水中都市などもこの発想で出来上がります。しかしそれらはまず侵入するのも困難でしょう。
皆さんもダンジョンを作る際には、そこにかつて繁栄を期した古代文明を思い描いてみてはいかがでしょうか。
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