小説雑談 異世界恋愛話4

 さーて、今回も異世界の出会いについて考察していこう。

 とは言え、エルフ、獣人と続いてこれ以外に異種族で出会いたい人種がいるか? って感じなんですが。しかしまぁ全くいないわけでもないですよ。とはいえドワーフやホビットなんて考察した所でさして面白いわけでもないですし。

 っという訳で今回はドラゴン娘を考察していきましょう。RPGや異世界物で無くてはならない圧倒的お馴染み要素。巨大で強力で火を吹き空を飛ぶファンタジ-における王者に相応しい立役者。ドラァゴォォォォォン!!

 とは言え、安い異世界物にありがちな人間に変身できるから美少女……なんて設定を流用して果たしてドラゴン娘と交際していると言えるだろうか? いや無い! ここではあえて変身等で人型に成らないストイックなドラゴンとの出会いを掘り下げていくぞい。

 まずドラゴンと付き合えますか? ふぅむ、奥が深い。まぁペットとか相棒的な立ち位置でならドラゴンは憧れますが、こと恋愛対象においては何ともはや。いや古今東西のドラゴンの中には確かに美女めいたしなやかなドラゴンとかも居たりするわけですがそういうのも、どちらかと言うと美術品に魅入る感覚に近いものがあります。やはり相手が別種過ぎて人間味を感じないと外見的魅力には同にも繋がらないでしょうね。

 ならば中身はどうでしょうか? しっかり者だったりドジっ子だったり、傲慢で我がままだったり、謙虚で努力家だったり、性格面では多少惹かれる要素があるかもしれません。種族としては恐らく長命、賢く気高く、まぁ人間とか他の生き物をやや下に見ている傲慢さ、そして高貴さと貴族や王族に通じるロイヤリティさが魅力的ですね。うーん、出来れば擬人化して美少女化したいー。

 さてそんな彼女達ですが、知名度のわりに意外と出会いにくい生き物です。ここの記事でも述べましたが、空を飛ぶ生き物は基本的に滅茶苦茶行動範囲が広い。おまけに強い生き物はそれほど個体数も居ないであろう事が推測されます。まさに出会えたらそれこそが奇跡の様なレア美少女なわけです。まぁ出会った個体が雄だったり美少女じゃない場合もあり得ますが(そもそもドラゴンの外見的美醜が人間に分かる訳もないし分かる必要もないのではないか)。

 やはり徹底的に情報を集めて、出来る限り世界中を渡り歩いて微かな痕跡を元に追跡するしかないですね。そしていざ巣を見つけたら驚いて逃げ出さないように、ドラゴンが寝静まった頃合いを見計らってこっそりと忍び寄り、起きる前に止めを……っと倒すんではなかった。

 そして多分向こうはこちらを恋愛対象としては絶対に見ないでしょう。種族が違い過ぎて繁殖不可能だし。よく美人に変身する事から、こっちの美男美女などの造形に対して理解はしているらしいですし、よく姫を攫う事でもドラゴンは有名です。ふぅむ、しかし美形の王子を攫う雌ドラゴンの話はあまり聞きませんなぁ。あれはやはり、姫の身に潰えている宝飾品が目当てで姫本体には興味が無いという竜の習性の結果という事でしょうか。ちな、ドラゴンは貴金属や宝石が大好きで巣穴に良く貯め込んでいるそうです。まぁカラスみたいなものですね。

 もし戦闘力に自信があるならば、戦いを挑んで屈服させるという手段も取れますが。単身でドラゴンを倒せる実力があるのならば、ドラゴン娘以外にもお相手できる娘は居るはずです。むしろ、勝負に負けて逆に屈服されて、ドラゴンの従者として傍に使えるという身の振り方で懐に入っていくという裏技も視野に入れるべきでしょうか。

 とにかく出会うにしても好きになるにしても、一筋縄ではいかないのがドラゴンと言う存在です。あと野生の世界の法則によれば、装飾や見た目が派手であるほどオスであるんだとか。逆に地味で目立たないのが雌らしいんですが、果たしてそれはドラゴンの美女にも当てはまるのかどうか。是非皆さんも一度は好きになってみてください、ドラゴン娘。ではまた次回。

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