小説雑談 異世界恋愛話5

さぁ異世界で今日も出会いを求めようぞ。

 そうですね、今回は魔物系美少女とかいくつかピックアップしていきましょうかね。実際人間の女性を模したモンスターと言うのは割と多くいます。

 ラミアだったり、ハーピーだったりアルラウネ等、実際にも多種多様に存在します。とは言っても伝説上の女性型魔物は、もともと人間の女性だったのが魔物に変わったり、男性を誘い出す疑似餌の様な物がほとんどです。あえて言えば、魅力的な女性に見えたとしてもふらふら近づかないに越したことはありません。

 では恋愛対象には成り得ないのでしょうか? まぁ成り得ないでしょう。

 まず相手は同種族どころか餌程度にしか見てくれません。

 もしあなたが異世界で冒険者になったとして、道中で可愛い女性を見かけたとしても決して不用意に近づいてはいけません。まず魔物の罠でしょう。いやまぁ現実世界でも不意に美女が近寄ってきたら罠であると警戒した方が良いんですがね。

 んんー。まぁあんまり夢も希望も無い事を言ってもアレですから。微かに恋が芽生える可能性もちょっとは考慮してみましょうか。とは言っても、何せ種族が違い過ぎる相手とは価値観からして違うので、それが恋愛かどうかは判断しずらい。例えばアルラウネと恋に落ちて、彼女の衣食住を甲斐甲斐しく世話したとするが、それは観葉植物を育てる事と同じようなことな訳で、彼女側の愛情は果たしてあるのかという事に関しては少々哲学的な考察も必要となってくるだろう。もし巨人の女の子に世話されるとしても、傍目にも実情的にも女の子が人形遊びをしているのとさして変わらないだろうけども。しかしそれでも俺は! と不確かで確認できようもない愛を確信するのであればそれはもう自由恋愛でいいんじゃないかと思う次第であります。しかしやはり習性とかも違うのでキスしたら毒が注入されたり、うっかり踏み潰されたりと危険には違いありません。

 まぁ綺麗な薔薇には棘があるっていう事で。

 まぁしかし、種族違うから円愛対象には成らんだろうではこのテーマの意味が無いですし、巷で人気の[魔物娘]系コンテンツの愛好家にそっぽ向かれてしまいますから、もうちょっと考察と倫理観とかを踏み込んでみる事にしましょう。では続きは次回に。

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