思考を伴う物語作りが、作品の良さを底上げする4

 現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。本日も文字列のファイナルデッドパレードにて絶望とダンスしましょう。

 さて今回は、ハリウッド映画等で敵側がの真の目的が明らかになり事態が急展開を迎える的なやり方をご紹介しましょう。とはいえやり方はそんなに難しくありません。まずは敵側の最終的にやりたい事、望みを決めましょう。ここは真の目的なので割と壮大だったり思想高めの方が良いですね。悪の組織とかだと世界征服とか安直にやっちゃいがちですが、犯罪組織ならばもうちょっと地に足着いた具体的な計画が好ましいでしょう。例えば大量の構成員を確保したり、大金を手に入れたり、政府や企業などの組織に自分達の要望を吞ませる等々。

 次いでそのための手段を考えて行きましょう。相手が政府や企業などで、こちらが犯罪も辞さない組織であるならばやりようはいくらでもあります。要人の誘拐やハッキング、市民や従業員へのテロなどの脅迫などですね。目的がお金ならば銀行強盗、詐欺に密売、麻薬取引など違法な手段で儲ける方法はたくさんあります。人を集めるのが目的ならば、セミナーを開いたりまっとうそうな表向きに企業を作ったり、新興宗教や新興国家等を作るというのもありです。手段が決まればその準備となります。そして大体物語上において主人公が関わるのが、この手段と準備の段階となります。なんか怪しいセミナーがある、一見まともそうな会社だけど何か悪い噂があるというきっかけから関わりそして真の目的を知って行く事に成るわけです。

 まぁ悪事の目的なんて大半が、金か権力か力(武力)のいずれかになります。なので逆にそれらとは真逆のアプローチで準備を行うと意外性があって面白いかもしれません。例えば健康に凄く良いと呼ばれる観葉植物が巷でブームになり、業者がさらに育った植物を買い取る事でお金も稼げると話題になったが、実はその植物が違法な薬物の原料に使われていたりとか。平和を訴える組織で募金を行ったり、平和について考える講義を行っているがその組織が裏で兵器開発を行っていたり。国民の意見をよく聞き、公平な判断を下せる良き王様だが、実は市民の間に間者を潜ませており場合によっては不穏分子を暗殺するなどの裏側があったり。孤児たちに無償で食事を振るう教会が、実は暗殺者の下部組織なんてことは物語ではよくある事ですね。

 国民誰もが幸せに暮らせる王国では、労働を奴隷に任せて楽をしているなんて構図はよくありがちですね。特定の人物や思想家を抹殺する為には、その人たちが喜ぶような場所や催しを用意しておびき寄せるのが定番です。この様に悪い事行うには宵子を隠れ蓑にするのが効果的であり、物語構成においては良い事の裏側には常に悪い事を用意しておくのがお約束です。サンタクロースは良い子にプレゼントを持ってきますが、そのプレゼントは悪い子から取り上げたものかもしれません。

 皆さんも世の中の仕組みや裏側をじっくりと考察してみてはいかがでしょうか。

面白チェッカー提供します こちらは貴方の小説の面白さを図るためのチェッカーです。

異世界ファンタジー作成ツールを提供します 異世界物を書こうと思って居る作家の人必見です!

あなたの小説に悪影響を与えます 良くなるか悪くなるかはあなた次第、己を信じて挑んでみましょう

コメント

タイトルとURLをコピーしました