現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。本日はお日柄も良く皆さんご清聴ありがとうございます。
皆さんはストーリーラインと言うのはご存じでしょうか? 用語としては物語のあらすじとか、起承転結みたいな無いようだと思いますが、ここで語る場合のストーリーラインとは「読者の興味を持続させる物語展開」としております。物語のプロットが物語の因果関係を結んだ展開とするならば、ストーリーラインは作者が描きたい展開や読者に伝えたい物語のテーマを伝える為の道筋、言うなれば脚色や演出の設計と言う感じです。
違いとしては、あくまで場面ごとの効果演出の設計であり、物語への連結はそこまで重視しないという事。そして読者を惹きつけるために外連味多めで構築していく事ですね。少女の祈りが奇跡を生むとか、幸運により逆転勝利の様な合理的では無いけど読者が望みそうな展開と言えます。シリアスなストーリ系だと批判を受けますが、例えば論理的な思考の通用しないホラーな話などはストーリーラインによる構築で作った方が良いでしょう。
さて重要な所としては、プロットによる合理的な物語展開をする事は重要ですが、ストーリーラインを意識した構築をしないと読者の興味を惹きつけないという事です。
物語の臨場感や、読者視点を重視した展開においては物語の主人公に成りきる視野が必要となります。しかし読者の興味を惹く為には、演出監督の気持ちになって物語を俯瞰の位置で見つめる必要があります。その上で効果の演出を考えて行く必要があります。
まぁ細かい話は次回以降に。皆さんも映画を見ながら、この時の監督の気持ちを応えてみましょう。
面白チェッカー提供します こちらは貴方の小説の面白さを図るためのチェッカーです。
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