少し間が空いてしまいましたが、続けていきますよ。
■不幸・事故・病気
突如として降り注ぐ不幸、不慮の事故、突如として襲い掛かる病気。不運な事には人はみな敏感です。誰もがそうなりたくないと思いつつも、誰しもがそれに見舞われる恐れがあるという事が分かっているからです。故に不幸な話は皆悲しんでくれます。悲しみの雰囲気が演出出来れば感動の下準備としては上出来でしょう。
幸不幸の落差は感情を動かす基本であります。平凡な日々から突然の不幸は物語始まりのベースと言えましょう。あるいは事故に遭って人とは違う境遇やハンディキャップを背負うというのも、不謹慎かもしれませんがキャラクターの個性の一つとなります。あるいは病気を患うのも物語の始動や転換期に使える要素となります。平凡な日常に落差を設定と与えるエッセンスとして不幸な出来事はお勧めです。
人生は山あり谷あり。酸いも甘いも、幸も不幸も織り込んで激動のある物語を描きましょう。
無論そこから物語を展開してこそ、設定と言えるでしょう。不幸に見舞われたからこそ、それをばねに頑張ったり起きた不幸をはねのける活躍をしたり、事故に遭った境遇だからこそ出来る主人公の立ち位置や、病気から治療への努力や価値観が変化したりなどの変化へと繋げて行きましょう。
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