現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。久しぶりに筆を執り白紙に向かって書きなぐっていきましょう。
さて、世の中には[理想郷/ユートピア]と[反理想郷/ディストピア]という用語があります。ディストピアは荒廃世界や厳しく自由の無い管理社会や、暗黒な世界の事を言ったりします。しかし元々考えられていた理想郷も管理された社会であったりするので、誰もが理想とする社会なんてないんだなぁという気持ちになりますね。
また人々の豊かさを基準にするという考えもあります。古代の世界でもローマ帝国はそこに住まう市民は非常に豊かでした。しかしこれは奴隷を犠牲とした社会構造であり、階級社会と言う不平等が付きまといます。では現代の社会は結構みんな豊かに暮らせて行けるので理想的かと言われると、貧富の格差がそれなりに存在するので、人によっては理想とは程遠い暮らしの場合も。
では徹底的な管理社会は理想的であるのか? これに関しては過去にソビエト連邦が配給制度を用いた共産国家体制を行っておりました。国民が生産する物を一律国家が買い上げて必要な物資を国民に分散させる、貧富も無い平等な社会です。しかしこれも人々の労働意欲が失われ崩壊しました。
世界がグローバリズムで進んでいく以上は、ある程度競争力や労働意欲が必要となります。しかし現在の社会構造は、今ある地球の資源をどんどん消費していく状態であり消費し尽くしてしまうと一気に崩壊する危うさも抱えております。例えば世界が電気自動車を推し進めているのは、環境保全の名目ではありますが石油が枯渇した際の文明の崩壊を恐れている事もあると思います。電力は現在原子力発電で補えているので、石油への依存度を減らそうという訳ですね。そういう意味では生活に欠かせないモノ、エネルギーや水や食料が豊富であるならばユートピアで、それらのどれかが枯渇したらディストピアとなるのはわかりやすいかもしれません。
皆さんは理想とする社会や暮らしはありますか? そして皆さんの考える反理想とは何でしょうかね。
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