相手の望みを察する力が、創作の力となる2

Novel of forward

 現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。強風即バックしたくなるような転校ですが、巣ごもり執筆頑張っていきましょう。

 このタイトルの前回は、某K国にテーマパークを考えてみました。今回はなぜ上手く行かないのか、何故それらの国家は、テーマパーク産業が上手く行っていないのかについて考えて行きましょう。

□C

 現在没落の道をまっしぐらな、某C国です。かの国では、パクリテーマパークが一時期有名になりましたね。とにかく文化や国の規模のわりにキャラクター商法などが苦手なこの国ですが。そもそも順法意識が希薄なお国柄の上に、著作権何それ美味しいの? を素で行くのでキャラクターコンテンツに対する理解度が足りないと思われます。それ故に、似た者モノを自国で作ろうという発想になるわけです。そして何かを作るにあたって平気で手を抜くのもお約束。よほど政府等が厳しく取り締まらない限り、クオリティは下がっていくのが特徴ですね。下請けの下請けに仕事を回したら、そりゃもう元とは似ても似つかないものになりますよね。

 独裁国家が文化面で強くなれない原因も、政府が検閲と情報統制で自由を奪うからですね。教育面でも独裁者の望む人材に教育されるので、所謂芸術家と言うのは育ちにくいでしょう。というのも、自由主義の国家では芸術家達が好き勝手に作って競争し、その中で良い物が大衆の支持を受けたりパトロンがついたりして成長していくわけです。しかし独裁国家では、独裁者が欲しい物をお金を払って芸術形に作らせる形になるので、独裁者が欲しい物以上のモノは生まれません。例えば某ランドを独裁者が欲しがったとしても、某ランドの権利を買い取ったり誘致が出来なければ、あくまで某ランドのコピーしか作れないわけです。まして、ああいった巨大施設は外部の人を導入する事で成り立ちます。つまり自国内だけでは、よほど人口が多くないと導入客数が足りないわけです。

 独裁国家は、自国内においては素早く自由な行政を強いることが出来ます。しかし外部の導入に関してはリスクを恐れて他国は消極的になり、旅行客も少なめとなります。

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