現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。休日なのに仕事の準備とかで忙しかったり、遊ぶのに体力浸かってたら、何が休日何だろうと不意に思ってしまう。
さて、創作の話とはだいぶ離れているのかどうかはさておいて。遊園地などが不得手な某国の考察、今度はK編です。
□K
かの国はですね、まず国として未熟過ぎるのでどうしようもないって所ですかね。戦前の日本による、壮大な実験の一環なんじゃないかと思うんですが。犬とか猫って、家の中で放し飼いするとソファーを独占したりストーブやこたつを満喫したりするじゃないですか。でも自分で操作したり仕組みを理解しているわけじゃないのは分かりますか? 大体そんな感じです。離島に暮らしているほとんど文明の無かった人類に、近代文明を無理やり与えて様子を見ようって感じの実験の最中と言った方が理解としては正しいんじゃないかと。
まず彼らは、近代文明がどのような経緯で発明、開発して今に至るかを理解していない。真空管も知らずに集積回路を手にした事によって、高度な技術を自分達が手に入れたと勘違いし、努力を放棄してしまった。まぁ確かに。今の子たちにはスマホはほぼ何でもできる魔法の箱であり、どういった仕組みで動くのかなんてのは想像すらできないだろう。
遊園地も同様で、他所で人気がありかつお金を稼いでいるからこそ、自分達も欲しがるという子供じみた発想に過ぎない。どの様な企業努力で、どの様な資本と出資者を募って、どの様なコンセプトで客を引き寄せているかを何も考えず、ただ見た目の華やかさだけで羨ましがっているからこそ、K国には無理な産業なのだ。
まず彼らは他者を恨み、敵を作る事しか出来ない。国ならば自国以外を敵に回し、国内ならば政党で、地域で職業で学歴で、家庭内ですらも考え方で対立する。彼らに平等は無く、上か下しかない。そんな文化圏で、人を楽しませる遊園地が発展するはずもない。彼等には、共存共栄や調和と言った、相手に譲歩したり、自身の取り分を減らしても後々の利を取る様な考え方は無く。ただひたすらに目の前の利益に手を伸ばす事のみ。一つの成功を皆で国一番の成功に伸ばしたり、文化として消化したりは出来ず、成功を妬み足を引っ張るか、劣化のコピーを皆で行い価値を暴落させるのみ。
そういった価値観なのも、自ら攻めた経験が無く、民族の存亡をかけて徹底抗戦した歴史も無く、逃げ延びる事に先鋭化した民族性のなせる業と言える。やはりかの国に、民主主義は早すぎたのだろう。共産主義や独裁政権の方が幸せに生きて行けるであろう。
面白チェッカー提供します こちらは貴方の小説の面白さを図るためのチェッカーです。
コメント