相手の望みを察する力が、創作の力となる8

Novel of forward

 現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。程よい気温になりましたね。春こそ読書執筆の絶好日和。世界を描いていきましょう。

 創作においてキャラクターの主義主張はぶれないに越したことはありません。しかーし、物語りの展開においては時に、価値観の変化や人間性の成長、自身の信条に対する疑問や考えを変えるという展開は悪くありません。もっとも登場直後に意見が変わったり、コロコロと意見を変えるのは自分が無いキャラになってしまい良くありません。

 結局キャラの信条は変えるべきなのか否かという事なんですが、バランスが非常に難しい問題ではあります。しかしそもそも人間と言うのはそう簡単には変わらないモノ。特にそれなりに過ごしてきた青年や大人は、一度培ってきた心情はそうそう変えられる物ではありません。逆を言えば、子供や経験の浅い人間は容易に意思を変えられるという訳ですが。

 また他人を意のままに操ろうというのも然り。作者がキャラクターを作品の都合で操ると、非常に違和感が生じてしまいます。無理やり動かしたという[神の手]が垣間見えてしまう訳です。そうなると興ざめです。上手くやるには、そのキャラが動くに値する動機や状況を用意するべきでしょう。そうしてキャラが自発的に動いてくれたなら、無理やりな印象は受けません。

 まぁこの辺は現実世界でも同様ですね。相手を自分の思い通りに動かそうと考えるのは愚かな事です。人は他人を変える事は出来ません。誘導は出来てもその人の人生の決定権はその人にあります。例えば、こちらの誘いを断る相手の意見を変えるのなんて相当難しいでしょう。心を動かす素敵なプレゼントか、丁度有名人とかがテレビでおすすめアピールとかの外的要因が無ければ、まず基本的に人の意見って変わりません。場合によっては無理やり従わせるなんてのも一つの手でしょうが。特に時間と金を理由に断るのは、そもそも興味が無い証拠です。まぁだって、何かをする上で時間とお金は最低限度必要な要素でしょう。海外旅行に行くなら、まず連休があって旅行に行く資金があって初めて思考の土俵に上がるわけで、そこからパスポートとか旅行鞄とか、何処に行くとかそういった話に行けるわけです。時間なんてのは都合を付けたり無理やり作らなければ、基本的にそうそう余剰したりはしてません。ほら急に歯が痛くなって歯医者に行くなら、仕事やバイトをどうにか時間調整して貯金を切り崩したりしていこうとするでしょう? つまり時間と金を理由に断るのは、そもそも最低限やるべき努力をするほど興味が無いという事です。

 まぁ相手をどうにか動かしたいのなら、時間と金の土俵から何とか動かしてこそですね。あるいはその案件は完全に諦めるかでしょう。

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