神(読者)は言った、世(作品)に光(笑い)有れと6

 現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。本日も文字と現実の境目を夢遊病の如くさ迷い歩いていきましょう。

 さて、今までギャグ描写について色々と語っていってまいりましたが、ギャグを描写する上では空気を読むという事も重要でございます。これまでの説明で逆に緊張した空気の方がギャグは作りやすいと言った説明はしたと思いますがそれはあくまで、そのシーン展開ではギャグをすると決めた上での雰囲気作りに限ります。特に物語においてシリアスな空気が流れていた場合、確かにギャグに舵を切れば笑いを取れそうな雰囲気には成っていますが、そこは我慢してシリアスな展開に努めましょう。初心者の多くが空気を読まず緊張するべきところやシリアスな雰囲気でギャグ描写に走ってしまって雰囲気を台無しにしている様子がよく見受けられます。笑いに走る所はとことんギャグを挟み、逆にシリアスな場面は空気を読んで大人な雰囲気でやり過ごす、物語にはしっかりとした緩急が大事なのです。

 まぁこういうことを言うと、泣ける漫才とか、シリアスな雰囲気でも場を和ませるギャグを挟んで雰囲気を壊さない作品もたくさんあるぞと言う人が湧いて出てくるかと思います。そういう作品はシリアスさを壊さない程度の軽いジョークや、逆にシリアスから急にギャグに振る事で重くなり過ぎないようにと言った空気読みが完璧に出来ているからこそできる芸当とも言えます。憧れるのは構いませんが、まずは物語の緩急をしっかりとつけてギャグとシリアスのバランスをしっかりとって行く事が重要だと思います。まぁ慣れない内は、シリアスで物語を展開したと同量くらいギャグ描写挟むくらいでちょうどいいでしょう。

 慣れてくれば、世界観や設定の説明をギャグ描写に組み込んだり、戦闘中などのシリアス状況で軽口などの笑いを狙ってみると良いでしょう。笑いに富んだ会話はテンポが良く読み易い文章に繋がります。皆さんも日常会話で笑いを取っていきましょう。

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