現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。本日もより良いものをそしてより良くない物を、突き詰めていきましょう。
さて、物語を作る上で色々と考える事は多いでしょう。しかしここでさらに頭を使ってみてはいかがでしょうか? 「物語に読者の思考の余地を作る」のです。
思考を最大限に要求する構造は、推理物となるでしょう。推理系とか難しそうだなーっと思うかもしれません。確かに複雑な心理戦や意表を突くトリック、連続殺人、密室と推理物を突き詰めればすごく難しいでしょうが、そんなに難しい事を考えなくてもよいのです。物語に仕込む思考の余地程度ならば、例えば謎を用意して、それを解き明かしていく。宝物をある場所に埋めて、宝の地図を用意するなどの小さな謎で十分なのです。ほんの少しでも読者に謎を提示して思考の余地を残せば、物語への没入感が増していきます。例えばこの箱の中身は何でしょう? と言われて、中身のヒントが次々に出されます。「なんだか丸い」「ぷにぷにしている」「弾力がある」「ちょっと動いている」「しっとりしている」と聞いている内に、箱の中身を思考しているかと思います。こういう思考の余地を作中に入れる事で、読者の興味を惹いていくわけです。特に物語の根幹部分に大きな謎を用意して、それを紐解いていく話作りをすると、読者の興味はその謎証に向き、物語をかなり集中してみてくれると思います。
皆さんもちょっとした謎、日々考えてみましょう。
面白チェッカー提供します こちらは貴方の小説の面白さを図るためのチェッカーです。
コメント