真実(マアト)の瞳が汝を照らす2

Novel of forward

 現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。寒くなってきた昨今、暖かい部屋で暖かい飲み物でも飲みながら、極寒の世界でも描いていましょう。

 前回に引き続き、お天道様の話をしていきましょう。

 心の中にもう一人の人を作る、というのは自信を客観視する上で重要な事ですが、さらに上の技術として、本当の自分や本心を覆い隠す人格の仮面[ペルソナ]を作るというのがあります。ゲームでお馴染みの用語ですが、心理学や経営学でも登場する用語です。自身の人格と別に違わなくてもいいんですが、もう一人の自分が表層で自分の思い通りに自分を操って居ると考えるのです。そうする事で、外部からの攻撃、精神的な抑圧を自分の代わりにもう一人の自分が受けてくれているという考えで、ワンクッション置くことが出来ます。勿論、身代わりにも許容量はあるので限界はありますが、日常のちょっとしたイライラからは身を守ってくれます。

 度を超すと、多重人格症状となって抑圧していた感情を別人格と思い込み好き勝手にやってしまいますので、別人格に頼り過ぎも考え物です。確かに別人格に負荷を分散させる事は便利です。また演技などを擦る上でも有用なやり方です。しかし仮面がはがれなくなって困る事が無いようにお気を付けを。仮面に振り回されてはいけません。貴方自身の人格も、仮面をつけた人格も、元々あなた自身の心なのですから。

 いずれ世の中の各所に、監視カメラやドローンなどの眼が見はる事でしょう。それこそ監視社会のありさまを見せます。誰もが心の眼に従って生きる事は難しく、やはりついつい人の見ていない場所を求めてしまう。自分一人の場所と言うのも大事です。要はメリハリなのだと思います。

 皆さんも、心の人格と心の平穏、大事にしていきましょう。

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