生きている作品を描くとは?

Novel of forward

 現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。世間が冬のイベントに浮き上がっていたり、問題が起きていたり何も無かったりしていますか! 今日も小説書いていきましょう。

 さて、皆さんはスタジオジ●リと言うか、宮崎駿作品は観た事がありますか? 流石に物語を書こうとしている人で、あんなに定期的に夏や冬にテレビでやっているのに観ていない人は居ないと思うのですが。既存の作品に比べて、かのジ●リ作品はなぜ優れているの? 勿論精鋭のスタッフと歴戦のプロのなせる業なのは確かなのですが。例えばジ●リ作品を何か思い返して貰うとして、その覚えているシーンから、派手なアクションとか物語のクライマックスのシーンをいったん取り除いて、思い出せるシーンはありますか? おそらく、登場人物が何か食事をしていたり、寝ていたり、楽しそうに話していた利するシーンではないかと思うのです。ジ●リ作品を考察した上で、この会社は物語の衣食住、即ち生活を描く事に手を抜いていません。大概の作品においては、主人公の服装などは主人公のデザインと一緒の扱いであったり、わざわざ何かを食べたり、寝ると言ったシーンは差し込まないはずです。そういった行為は物語の進行において不純物だからです。それよりはより迫力のあるシーンや重要な場面に力を入れるべきでしょう。そう考えると、ジ●リ作品は物語の構成がわりかしシンプルで、所謂余白が多い。少なくともこの中に裏切り者が居るとか二転三転する様な複雑な話構成はしない。全体的に物語はシンプルな王道の路線を取っています。それによって生まれた余裕を、その世界の日常を描く事に充てているわけです。

 いうのは簡単ですが、実際にやるのは大変な事です。まず膨大な世界観設定を構築する必要があります。そして何より普通は食事や就寝、服の着替えなどは面白いシーンでは無い訳です。しかしジ●リはそういうシーンをさらっと描写し、しかも物語の面白さを損なっていません。むしろこういう日常や生活が作品に命を与えているように思えます。ファンタジーならファンタジーの、戦時中なら戦時中の、日常なら日常の生活の描写をしっかりと描いています。最新作の「君たちはどう生きるのか」にもその世界の暮らしぶりが描かれていました。どうやら生きる、生活を描くというのはそれなりに信念を持って描いているようですね。まぁ単純そうな手法に見えて、素人が無暗に手を出しても、進行のクッソ遅いスローライフ系にしかならないんですが。やはり日常を魅せるって言うのは凄いテクニックだと思いますね。しかしこういった細かい描写、主人公の服が破損したので着替えたり、買い物をして経済が回ったり、毎日何か食べないとお腹がすいたりと言った描写が、世界を生きていると認識させ、あたかもその世界に息づく様な没入感を与えるのではないかと。

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