現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。何事もない日常と言うのは退屈で特筆する物ではないかもしれませんが、それが大切で尊くて、人生の大半である事に気づくのは、それが失われた時ではなかろうか。
私事でちょっとかかわって思った事なんですが。異世界転生するのであれば、そしてその世界において現代知識で上手く生き抜くというのであれば、金融か弁護士などの国家要職に就くのが最善かと思う訳です。農家とか商人とか発明家とか、所詮一次産業、二次産業じゃないですか。国家の思惑次第で握り潰される立場は無双状態とは言えません。貨幣経済と交易が成立しているならば、金融業は経済の中核を担う業種です。中世時期の世界ならばそれらの行為は国が行う仕事でした。やがて貴族が力をもって、富の分散化が起こり、そして商人が力をつけ始めてからあたりで金融業が盛んになります。銀行が担う役割は沢山ありますが、中世頃の文化圏においては、個人の富のデータ化が挙げられます。個人が銀行にお金を預けると、○○の資産として記録されます。これは家が焼けたり、村が災害に合っても記録が消えるわけではないので無一文になるのを防ぐことが出来ます。さらに当人死亡時に資産が散逸するのを防ぎます。家に資産が無ければ窃盗や強盗に遭う危険も減るという訳です。無論国家が銀行の安全性を保障し、銀行が信頼される設備である事が認知される必要性がありますが。国家としても個人資産がデータ化されれば、国のお金の動きが把握でき、犯罪組織の動きを抑制する事も出来ます。例えば個人資産がほとんどないにもかかわらず、大量の買い物をしている人物は、隠し財産かあるいは身元不明の人物から金品のやり取りをしているという可能性が考えられるわけです。
また国家が法を定め、周辺諸国とも交易をおこなうのであれば、法律家も必要となります。貴族や商人、国家間の税のやり取りと活躍の場は計り知れません。犯罪者や国家反逆者に対しては、無力かもしれませんが、一般市民や商人等、法律の庇護下にある人々には十分助けに成り得ます。商人同士や個人同士での意見の相違や金銭のやり取り、或いは法律違反による犯罪行為等々、もしくは殺人事件などによる探偵のような立場を披露出来る事でしょう。
皆さんも金d無い文明の利点をしっかりと把握したうえで、異世界で活躍していきましょう。
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