現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。そろそろ暖かくなってきましたね、お出かけ日和? いえいえ家に引きこもって執筆日和でしょう。
さて、今時期世界は大きく動いています。戦争は起こっていますし、近隣の国家は滅びそうですし。問題の国家がどれも共産圏、独裁国家と言うのが面白いですね。まぁ共産主義が人類には早すぎて、目的が権力維持に成った時点でこの結果は良そうで来ていたようですが。それはさておいて。
まぁ国家とは流動し変化していく物です。例えるならば水槽。水槽を管理せずに放置したら汚れて淀んでしまう訳です。水槽が景観良く中の生き物がすくすくと育つためには、定期的なメンテナンスや掃除、水替え等の管理が必要となります。国家も似たようなものです。
国家とは領地内で過ごせればOKという訳には行きません。国民が子供を作って増える事によって国力は増強しますがその分食料を必要とします。その為に農地を開拓し、食料を作る為にはもっと人手が必要になり、国民が増えれば食料が……と言う風に繰り返されていきます。そうなると、どんどん領地が必要となり隣の国との取り合いになり戦争へと……。今の現代では各国の領土は国際的に線引きされていますので、好き勝手に増やす事は出来ません。その為に、賢い各国は限られた農地で最大効率で収穫量を増やしたり、農業国家から食料を買い付けたりと工夫をするわけです。そして国土が限られている以上、外への発展は出来ないので内部への発展を目指す事に成ります。具体的にはインフラ整備や、各施設の充実、国民の生活の質向上ですね。さらに言えば、国内の産業や商業を活性化して国民の所得を増やす事で、国内の消費を上げる事が発展へとつながっていきます。中央政府がいくらお金を持とうが、国民が貧困ならば国内消費が下がり国力が衰えていきます。国家が育つためにはお金が流動していく必要があります。
さて、件のC国ですが、ここは近代の発展の真逆の政策を取って居ました。国内企業を締め付け、次世代の産業の基盤であるIT系の企業の発展を妨げ、国内のインフラ投資を放棄し、っというより地方を完全に切り捨て国内の発展を促さず、国外へ投資に走りました。色々と世界の発展とか言っていましたが、結局はかつてのCの夢を捨てきれずかつての王朝が犯した朝貢外交と言う国力を奪う失敗をまた犯したと言えます。
C国は今まで国力が多少はあった為に、何とか持っていたわけですが。所詮権力維持以外は素人なトップ集団に、近代国家運営は無理だったようでかじ取りを見事に失敗。成功分野であるIT業界を押さえつけ、回収の見込みの無い海外投資で散財し国力低下を招く。結局国民の不満が高まり、政権の維持が困難になってきます。そうなれば弾圧が強くなり、国民の締め付けを強くするようになりますます国民の不満が高まる事に成ります。結局権力者が政権維持に固執して目的がそれだけになってしまい、もはや国家としての体裁は無くなります。諸外国も賢ければ、関わっても利点が無い事に気づき関わらないようになります。後は後がなくなって戦争に舵を切るか、暗殺やら暴動やらで政権が終わる事でしょう。所詮大陸は内部崩壊が歴史的なお約束ですから。
西洋式の民主主義の利点は、三権分立による独裁の抑止と、任期制によるトップを交代制にしたことですね。C国は永遠と権力に固執して権力維持に終始している印象ですね。歌や偉人達は結構含蓄あるいい言葉残しているんですけどね。変革とかを嫌うんでしょうね。しかし安定した平和を維持する為には、先ほど述べたように適正な管理と外部からの水の入れ替えを必要とします。常に変わって行く事、流動し成長して行く事が、平和と安定のために必要な事なのです。水槽にとってはですけども。
面白チェッカー提供します こちらは貴方の小説の面白さを図るためのチェッカーです。
コメント