現世と異界の狭間からこんにちは。体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。春先こそ色々の発想が芽吹く時、今こそ筆を走らせましょう。
皆さん執筆しておりますか? もし何か書いていて、その作品が面白くないと感じたとしても大丈夫です。貴方が書いた物語はちゃんと面白いですよ。ただし、その面白さが表層に出ていないだけなのです。
ひとえに面白さと言っても、色々な要素があります。ファニー、エンジョイ、ライク、ユニーク、インタレスティング、インテリジェンス等々、面白いという意味にも解釈が色々とあります。なので自分の作品の、自分は此処がこういう風に「自分的に」は面白いんだと強く自覚する必要があります。自作品を面白くないなと感じる所はそこで、自分の作品をどう面白いか自覚できていない事があるかと思われます。後は表現力や語彙力的な問題で、自分が面白いと思っている描写や設定が、物語を通して伝わらない。あるいは、感情や衝動が先行して上手くまとまらないという事もあり得るでしょう。しかしそれは面白さが伝わって居ないだけで、作品が面白くないとは言い切れないわけです。
物語を上手くまとめる為には、色んな物語を読むのが良いのですが。さらに言えば歴史を勉強する事も重要です。歴史ってつまらないと思っている人が大半だと思いますが、それは教科書が主観を省いて、起こった出来事の結果だけを羅列してあるからです。しかし歴史において本当に重要な事はそのいきさつや経緯などです。[戦国時代]なんて教科書的には、信長を明智光秀が本能寺で焼き討ちし、そのかたき討ちを秀吉が行って天下統一的な一行でまとめられていますが、それに至るまでには膨大なドラマがあり、戦国系の漫画とか時代劇を読み解くだけでも色んなストーリーが生まれていると思います。要するに、貴方の物語が面白くないと感じる所は、教科書的な主観が抜けていて、個人のストーリーや辛みが弱く、出来事の結末にしか注視して居ないという事なのです。
例えば、電気と言えばエジソンでしょう。しかしエジソンは電球の開発者であり、電気を発見した人ではありません。そもそも電気自体は紀元前には発見されていて、静電気と言う形で認知されていました。その後、近代に科学者が凧をあげて雷を調査し、雷が自然界に存在する電気であると確認、そして二種類の金属を使う事で電気が発生する事が分かり、1800年に電池が造られました。人類の史書の電気は電池から生まれたのです。そこからモーターなどが開発されてようやく発電機などが生まれ、電球へと至るのです。この様に身近な電気一つにも歴史があり、さらに色んな人が関わっています。彼らの主観を交えたらもっと面白い話になるでしょう。
歴史の教科書に何気なく記された、条約や出来事の一つ一つに記されていない様々な登場人物や、前後の歴史が関わってきます。何なら気に成った単語の一つをネットで徹底的に調べ上げてみてください。かかわった登場人物や、その前後の出来事、周囲の世界の状況やその結果等中々に興味深い情報が得られると思います。もしその調べた単語にまつわる出来事が面白いと感じたのであれば、それが貴方の作品に欠けている[歴史]なのです。
皆さんも自分なりに歴史を調べて面白い話を発掘していきましょう。
面白チェッカー提供します こちらは貴方の小説の面白さを図るためのチェッカーです。
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