我考える、故に我教育を得たり

Novel of forward

 現世と異界の狭間からこんにちは。身体の半分イマジナリー、あなたの心をインソムニア。いやな時期ですね。梅雨ですか。ジメジメしていてしかしエアコン全開にするにはもったいない。忍耐力と生存力を試されている。あとは資金力か。皆さんは健康な日々を過ごす為にも、あえて環境に屈服して文明の利器におんぶにだっこされるのが賢い生き方ではないかと提唱いたします。うちはエアコン設置が来週なので我慢の時期ですね。

 それはそれとして、教育ってどう思いますか? 大事? 不要? まぁ諸説色々とあるとは思いますが、言ってしまえば人間とは、同種間で共通の言葉や文字を用いて、知識や体験を共有できる所が生物的な利点だと思えます。その為にも、まずは共通の言葉や文字を理解する為の教育、勉強こそが人類足りえる証かなと。まぁ人類以外にも鳥は飛び方を肉食動物は狩りを子に教えたりするのですが、それらはあくまで本能に従って行っているわけです。それらを教わらなければ生きて行けない。しかし我々は自らの意思で学ぶことが出来る。

 と言っても世の中勉強嫌いが多いのも事実ですね。まぁ分かりますよ。私も勉強はさほど好きではない。まぁこれも情報が氾濫した現代だからこそいえる贅沢って奴ですよ。例えば年収一千万になる方法を教えるよとか、凄い美人な彼女が出来る方法教えますよとか、芸能界でトップアイドルになる方法知りたいですか? って話しかけられたら多かれ少なかれ興味は持つでしょう。そしてその為なら漢字テストの勉強や数学ドリルくらい頑張れるはずです。要は目的意識とかその先の視野の問題。

 そういう意味では、C国やK国の勉強熱は凄まじいモノがありますね。C国は過去に[科挙]と言われる役人採用試験に国を挙げて熱狂した歴史があるので、さもありなんって所でしょうが。その[科挙]というのを知らないって勉強不足の人も居るでしょうから、軽く説明をしますと。

 [科挙]とは、優秀な人材を国中から集める為に、隋の時代から行われた試験。家柄や身分に関係なく広く門が開かれており、庶民でも頑張れば役人に成れるという素敵な仕組みでございます。

 しかし古典重視の内容で、西洋文化や科学技術を軽視する風潮を生んだことで国の衰退を招いた側面もあります。

 C国は現代でも似たような事情になっており、これは都市部と地方での格差が激しく。万人に門が開かれる受験以外では差別や貧富の差によって階層突破が難しく、皆これに縋るしか道が無いという事情が関わってきます。受験内容は科挙の反省点が調整されていて、賢い人は早々に起業したり海外に移って成功したりするので、優秀な人材を国中から集めるという意味では成功しているのかもしれません。

 しかし同様に受験熱の高いK国の方はというと。地域の貧富差が激しく、受験でしか階層突破が難しいのは同じですが、如何せん科挙と同じ過ちを犯しているように感じます。その辺の事に関しては次回触れて行きましょう。

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