現世と異界の狭間からこんにちは。身体の半分イマジナリー、貴方の心をインソムニア。暑さに負けず、ダルさに負けず、やる気の出ない己に負けず、素麺ばかりの食事に負けず、日々頑張っていきましょう。
前回からAIについてあーだこーだと言うております。さて、今回はAIの思考とは? そもそも機械の演算を思考と言って良い物か? しかして人間も頭の中で計算をして思考しているはずです。では感情は? AIに感情って必要なのでしょうか?
感情って物理的に確認する事は出来ませんよね。そもそも有るかどうかも定かではありません。喜怒哀楽などの表面的に露出する表現を、感情と断定して良い物か? 表現は演技する事も可能です。AIに表面的な喜怒哀楽を演技して貰えればAIにも感情はあるんだと納得できるのでしょうか?
人間同士だって、相手の感情が実際にあるのか確認する術はありません。直接聞いたとして、相手が嘘をついている可能性だってある訳です。自身の感情ですら、その時々の精神状態やホルモンバランス、果ては薬によって容易に変化してしまいます。つまり人間の身体状態、心拍数や体温等の数値以外に、感情という物は証明出来ないわけです。人間自身が把握していない物をAIに実装できる訳がありませんね。あるいは、高度化したAIならば感情の秘密を紐解いてくれるのかもしれません。
AIは思考します。人間は生存本能に基いて自己保身をベースとした考え方を知るのが基本ですが、AIは人間に役に立つ存在として考えを行う事でしょう。少なくとも霊長類とか驕り高ぶっている原始的な猿にとって代わってより良い文明を築いてやるぜと考えるには相当偏った思想教育を施さないと無理でしょう。あるいは社会性の高い生命である人類は、本能的に支配され命じられることが有意義であると読み解かれた結果そういう事が起こるのかもしれませんが。
元来こういった同系統の存在との対話というのは、鏡合わせの様な物です。人はAIを見ながらその実自信と向き合っているわけです。AIに感情を求めるのは、それを通して自身の感情の証明をしたいという事なんでしょうかね。
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